「勉強の『仕方』を教えて欲しい!」
その答えを私どもの教室では、ある書式を使い丁寧に説明しています。
この書式には、学年トップクラスの生徒の場合と、中間やその他レベルの方、いずれでも使えるような書式になっています。
そこには左側に「IN」「OUT]と大きな見出しと、実際に「いつ」「どんな勉強」を進めて、「どのように自分の知識」にして行くか、「時系列」と「達成%」でしかもシンプルに1枚にまとめてあります。
その書式の名は『定期テスト対策進行管理表』です。これはいわゆるTODOリストです。何をいつするか?の表のようなものです。
これを理解して上手に利用できた生徒さんは、大きな「素朴な疑問」の、全てのベースになる重要な「勉強の仕方」そのものが分かり、学年上位クラスに入り、塾には残念ですが、週1回の通塾に減らしたり、残念ながら自分で出来るようになり塾を止めてしまうなど、実はとても嬉しい話になった生徒さんが私の元には毎年何人も出てます。
一般塾は、教科・単元ごとのテクニックを教えるところですが、その根本にある「勉強=情報」の「インプット・アウトプット」のタイミングと効果的な仕方までを教えると、あとは自身でかなりできるようになってしまいます。実際に勉強できる誰しもが、進学系の学習塾へ通っている訳ではなく、地方の生徒さんでほぼ自身の学習で有名大学へ合格している方も大勢います。そのような生徒さんは何を知っていたか?「「勉強の仕方」TODOそのもの」です。試験範囲表がその一つですが、「試験範囲表」は「試験回答表」とお考え下さい。全部答えが載っている場所ですので、やらないわけにはいきませんよね。(^.^)
いずれの生徒さんでも、生まれたかわいい赤ちゃんのときは、「脳」には何もインプット(INPUT)されていない「0」状態です。そこから、両親の毎日の話を「耳で聞いて」情報が「1,2,3,・・・」と増えていき、2~3歳ごろから急に「パパ、ママ、マンマ、おなかすいた~」など理解したところから話し始めます。勉強していないのに、結構話し始めると、どんどん加速して話せるようになり、今日の生徒さんたちは、日本語を普通に会話できるようになります。
留学経験のある私は、「耳1年」input➡「口1年」output➡「同時通訳1年」in-out putと体験しました。
不思議ですが、外国にいると、留学3年目は同時通訳まで自然と行けます。
これは能力ではなく、「慣れ」であることも体感しました。赤ちゃんが幼児になる過程で喋れるようになるのと同じことが起きています。
人は、赤ちゃんの時から耳からまず両親の言葉という情報を慣れながらインプットINPUTし、それが十分に脳にて理解されると、自然にOUTPUTし始めます。それが「言語」の話です。ですので、生徒さんには、ご両親がフランス語、ポルトガル語、中国語なら、3歳にはその言語を無理なく話してますよ~とも言っています。難しいことは何もなく、全ては「慣れること」で出来てしまいます。ということを先ず心に覚えて欲しいと思います。
それでは無理なく、気持ちよく、自由に楽しく、トップレベルになれる方法のヒントがおぼろげに見えてくるでしょう。
「INPUT」と「OUTPUT」は、慣れて洗練されてくると、テクニックが見つかります。テクニックは教わったり、自分で見出したり自由です。
出来ない人は、教室で先人(教室長・講師)に習いましょう。まず出来るようになるには、下記のヒントからチャレンジしてみましょう。
インプット(INPUT)テクニック「読む・聞く」のヒント
●目と耳と脳を使う
・ポイントを素早く探す
・不要と思われる部分に時間を割かない
・インプットした情報はあとでアウトプット出来るように脳に置く(PUT)
・インプット力は集中力・注意力で決まる
・喜怒哀楽を使うことにより記憶力を鮮明にする
・好奇心をどんどん膨らます
・ストーリーを重視する
・不明なことは瞬時に解決する
・時に映画、音楽、美術で脳を休める
・見直しで大筋から詳細へ深める
・スマホは1日計1時間以内とし脳のパフォーマンスを守る
アウトプット(OUTPUT)テクニック「話す・書く」のヒント
●脳と筋肉と神経を使う
・インプットより多めに心がける。最低2~3回で脳に長期定着させる
・アウトプットでインプットの仕方を修正して行く
・INとOUTの出し入れを上手にして行く
・アウトプットして生まれた疑問を直ぐに解決する
・分からないときはすぐに先生や講師に聞く
・公式は直ぐ書きまくる
・声にだして自分にレクチャーする
・外人に話しかけて伝わるようにまずは話してみる
さあ皆さん今日からサクサク、脳に「情報」の「IN 」と「OUT」 を出来るように慣れちゃいましょう。
前述した「TODOリスト」は「やることリスト」です。
私が社会に出て2番目に教わった重要なことです。一生涯、毎日これをチェックしながら事を進めて行きます。もっと早くから知っておきたかったので、勉強や仕事に活用できます。ということで、次回は、「TODOリスト」を掲載予定です。
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